dori-con funtouki
今年も森精機さんのドリームコンテストにチャレンジ!
2010年のテーマは炭素原子60個からなる切頂二十面体(サッカーボール型)構造のフラーレンをイメージし、モデルを作成しました。
材質:A5052
加工:42時間
機械:PCV-620(OKK)インデックス搭載)
昨年に引き続き今年も加工プログラム作成にはCAD/CAMを一切使わずに、マクロを使用しました。
その為、中の球の大きさから外観まで数値一つで変更可能なのが一つの特徴です。
(フラーレン外観:φ80m 球:φ28mm リブ:φ2mm )
中の球は外観(リブ)と同時に加工をおこない、どの面からも外に出られない大きさに設定したのでフラーレン内に球が閉じ込められている状態になっています。
フラーレン内に閉じ込められた球
また治具の設計・作成からリブ加工用の工具作成に至るまですべて自社で行いました。
強度・精度はもちろん、第一工程から第二工程への段取り変更等、すべてを考慮した治具を
設計しなければならなかったので苦労しました。
森精機さんのドリームコンテストにチャレンジ!
DNAの二重らせん構造をイメージし、モデルを作成してみました。
文字と窓の彫り込み以外はCAD/CAMを一切使わずに、
3種類のマクロを組み合わせ作成。
マクロで管理されているためリブの太さからねじれ角度まで
数値1つで自由に変えることができるのが1つの特徴です。
作品が薄く長いため、中央部分はビリやすく、さらにねじれ形状をしているため、固定型の支えでは全ての角度に対応しきれません。
支えを工夫することで、どの角度でも常に支えが加工物に触れていることを可能に。
ビリの大幅な削減に成功しました!
同一加工条件でのビリ比較