精密砂型鋳造

Precision sand casting

最大で1.5tまでの大物対応可能。大型製品で困難とされる機密性、鋳巣に厳しい品質、技術要求にも独自の鋳造方案を駆使し、信頼性の高い鋳物を実現。
外形における複雑形状品から中子を複数使用した内形の複雑形状品にいたるまで、技術レベルの高い砂型鋳造品にも対応可能です。

品名:コラム

サイズ:1,200×1,100×600

材質:AC4C-T6

使用用途(分野):半導体分野

液晶テレビ等の晶パネルを

製造する加工機のロボット部品

品名:サポート

サイズ:1,500×300×400

材質:AC4C-T6

使用用途(分野):半導体分野

半導体製造に用いられる加工機のロボットアーム

本技法は砂型鋳造でアルミパイプを鋳物の中に入れて溶着する、鋳ぐるみ技術となります。

一番のポイントは、製品の中にアルミパイプが内蔵されていることです。

砂型にセットされた同素材、同融点のアルミパイプにアルミ溶湯を流し込み、アルミパイプを溶かさずにに密着(融着)させています。

この技術開発により、従来品では油圧制御用の穴加工が必要でしたが、その手間を省き低コスト且つ高性能な油圧制御部品の実現や、 金属粉末造形機(3Dプリンター)でしか作ることのできなかった複雑な三次元水管内蔵の高効率で冷却が可能なアルミ製品の鋳造での 製作を可能にしました。
また、金属造形機では量産化は不可能でしたが、鋳造であれば完成までのトータルコストとリードタイムを 抑えられ量産化も可能です。

(※弊社協力鋳造メーカー(株)サトキン様の独自開発技術)

粒度の細かい砂型を使用することで、金型なみの面粗度と独自の鋳造法案によって、 肉厚1.25mmの薄肉形状品も実現いたします。

砂型鋳造の特徴

ダイキャストに近い寸法精度と品質

ダイキャストに近い鋳肌で寸法精度が良く、表現力が高いため様々な分野の製品に採用されています。 また、鋳物の鋳巣へ対策安易なため内部欠損が少ないのも特徴のひとつです。

小ロット生産~量産まで対応可能

ダイキャスト化したいが、必要数量が少ない部品などに適しています。

形状確認、組立性確認、強度試験等に適しています。

ダイキャスト前の形状確認、強度試験、実装試験、型割りなど鋳物内部の機密性や強度が高い為、 そのまま実装試験や強度検査が可能です。

数量、寸法精度、形状によって加工費のコストダウンが可能

精密砂型鋳造では、精度が出やすいため、後加工の簡素化を図れます。総切削にて作る場合も、 形状・個数によっては、精密砂型鋳造で製作するほうが安くなる場合もあります。
また、製作段階で設計変更など、形状変更など比較的安易に対応可能です。

取り扱っている材質

アルミ合金-AC2A・AC4A・AC4C・AC4CH・AC4D・AC7A
銅合金-CAC203(黄銅)、CAC301・CAC303(高力黄銅)、CAC402・CAC403・CAC403・CAC406・ CAC407(青銅)、CAC502A(リン青銅)、CAC701・CAC702・CAC703(アルミ青銅)

http://www.satokin.co.jp